インディアンはとある要請を信じています。もっとも、インディアンと一言で言っても
北米だけで500もの部族がいると考えられているため、部族によっても考え方は違います。
ここではインディアンの1つ、ホピ族の要請について解説します。
ココペリ
ホピ族が信じている妖精の1つにココペリというものがあります。
縦笛を吹くキリギリスの姿をしており、常に横から見た姿で描かれます。
触覚などが描かれる場合もありますが、現代にはそのような触覚が省略され、擬人化された形で描かれることが多いと言われています。
同様に女性なのか男性なのかということもハッキリしない状態で描かれることが多いですが、ココペリというのは男性だと考えられています。
子宝や幸運などをもたらし、ココペリマナを妻とします。
アニミズムの信仰
このココペリという妖精はアニミズムと大きく関連があります。
アニミズムというのは植物や無機物を問わず、すべてのものの中には神様が宿っているという考え方を持っており、アニミズムという考え方は19世紀に定着しました。
アニミズムはラテン語に由来しており、霊魂や生命といった意味を持ち合わせています。
霊的存在への信仰という意味を持ち、その霊的な存在が物体や肉体をコントロールするという考え方を重視しており、このアニミズムは世界的に存在しています。
もともと原始的な未開社会のものです。
ココペリは旅人
ココペリという妖精は「向こうの土地ではこんなことがあった」「あちらではあんなことがあった」とインディアンの部族の間を旅しながら、面白い話を運んでくる旅人であったと考えられています。
特にあちこちの壁画にココペリの姿が描かれており、その壁画は数百キロメートル離れていることもありました。
そのため、かなり離れたところでも同じココペリが信じられていたということがわかります。
特に北米大陸の南西部に置いてココペリの姿が描かれています。
立ち止まっているココペリもあれば横になっているココペリもあり、膝を曲げていたり踊っていたり歩いていたり、さまざまな姿が描かれています。
まとめ
いかがでしょうか。
インディアンの間でココペリという妖精が信じられていたなんて面白いですよね。
ココペリが笛を吹くと花が咲き、木々が生い茂ると信じられており、土地が豊かになると思われていたのです。
動物たちは子供を産み、花粉は空に舞い上がり、動物たちも幸せになったと考えられています。
そのためココペリは神のような存在だったのです。
ちなみにココペリの背中は膨らんだ形になっていますが、この中には種が入っていたと言われています。
