インディアンたちが持っている哲学について聞いたことがあるでしょうか。
哲学と言うと難しそうに感じる人もいるかもしれませんが、彼らの世界観、死生観というのは私たちのそれとは大きく異なるのです。
それならば、彼らはどのような価値観を持ち合わせているのでしょうか。
ここではインディアンたちの哲学について解説します。
自然崇拝をする
インディアンたちは自然崇拝をしています。
この世にある全てのものは太陽によって創造されたと考えており、だからこそ、太陽が全てのものの想像主として尊敬されているのです。
また、月や雨、雲や稲妻などにもそれぞれ意味があります。
動物たちも意味を持ち合わせており、インディアンたちはそれらをモチーフとしてアクセサリーに用いるなど、彼らの哲学を忘れないようにしているのです。
死は終わりではない
インディアンたちの考え方によれば、死は終わりを表すものではありません。
私たちにとっては、誰かが命を落とすとそれは人生の終わりであり、とても悲しいものとして映りますよね。
しかし、インディアンにとっては死は終わりではないのです。
また天国で再会があると考えられているのです。
そのため、インディアンたちの葬儀はしんみりとしたものではなく、むしろお祭り騒ぎになることが多いのです。
中には数日に渡って宴会が行われることもあります。
そして、家族や親戚のみならず、通りがかりの人たちも宴会のような葬儀に参加することがあります。
家族親戚や知り合い、近所の人たちのみが参列する私たちの葬儀とは違いますね。
子育て
インディアンの哲学によれば、まず1つ目は乳児はしっかり肌を離すな、2つ目は幼児は肌を離せ、手を離すな、3つ目は少年は手を離せ、目を離すな、4つ目は青年は目を離せ、心を離すな、という考え方が重視されています。
子供の発育段階に応じて親が徐々に離れ、それでも親として子どもを見守ることにより、子供はしっかりと巣立っていくことができます。
子供はいつの日か親離れをしなければいけませんが、親も子離れをしなければいけませんね。
その考え方が彼らの哲学には表れているのです。
これは子育て四訓と言われ、現代の教育学や幼児教育学でもよく使われるものです。
子育て中の人はぜひ、インディアンたちの子育て論を参考にしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがでしょうか。
インディアンの哲学というと難しそうに聞こえるかもしれませんが、実際はその哲学は彼らの生き方であり、私たちが見習えるものもたくさんあるのです。