コロンブスと言えばアメリカ大陸を発見した人物として知られています。
そしてコロンブスがアメリカに入り込んでいったことにより、アメリカ先住民であるインディアンたちの生活は大きく変わっていきました。
それならばコロンブスはインディアンたちに対して何をしたのでしょうか。
ここではコロンブスがインディアンに与えた影響について解説します。
コロンブスによる勘違い
1492年、コロンブスはアメリカのサンサルバドル島に到着しました。
もともと大航海時代でインドを目指していたコロンブスは、地球を西に回っていけばインドに到着できると考えていたのです。
しかし彼はアメリカの存在を知らず、彼はアメリカに到着した時、そこをインドだと勘違いしてしまいました。
それによってアメリカの先住民たちはインディアンと呼ばれるようになったのです。
一般的にインディアンというとアメリカの先住民を指し、インド人の事はささないですよね。
インディアンという名称はコロンブスの勘違いから生まれていたのです。
入植者によるインディアンの殺害
コロンブスがアメリカを発見したことにより、白人たちがアメリカに入り込んでいくようになりました。
コロンブスも徐々に自分たちがたどりついたのはインドではなくアメリカという新しい土地であるということに気づきましたが、それでもコロンブスは彼らをインディアンと呼ぶことをやめなかったのです。
そしてコロンブス自身もインディアンを殺害したと言われています。
新しい土地を自分たちのものにするため、もともとそこで生活をしていたインディアンたちに迫害が加えられるようになったのです。
インディアンたちへの民族浄化
インディアンは白人たちから民族浄化の政策を施されるようになりました。
アメリカ政府は同化政策を行い、インディアンたちに生産的なアメリカ人になるための教育を施していたのです。
何百マイルも離れた寄宿学校に子供たちを強制的に入学させ、そこで英語やキリスト教などを教え込んでいきました。
自分たちの独自の言語等は全て禁止され、例えば固有の言語をしゃべった場合は洗剤を食べさせられるなどの虐待を受けたのです。
心身ともに虐待を受け、家庭の温かみを知らずに育った子供たちは自殺に走ったり、自分たちも温かい家庭を作れなかったり、などという悲しい結末を迎えることになりました。
まとめ
いかがでしょうか。
コロンブスがアメリカに入り込んでいたことにより、インディアンたちの生活は大きく変化したといえます。
しかしインディアンたちへの差別や民族浄化に関してはヴィントン大統領やオバマ大統領が正式に謝罪したことにより、彼らとアメリカ社会の和解が進んでいます。