カナダのインディアンたちの歴史について

インディアンと言えばアメリカの先住民を思い浮かべる人もいるかもしれませんね。

しかし、北アメリカにはアメリカ以外にカナダという国があります。

カナダと言えば世界で第2位の土地を誇る国であり、この国にもインディアンたちが生活していたと考えられています。

もちろんインディアンと言えばアメリカの先住民ですが、アメリカとカナダの国境先はインディアンよりも後に入り込んでいた人たちが作り上げたものですから、当たり前と言えば当たり前ですよね。

それならば、カナダに住むインディアンたちはどのような歴史を持っているのでしょうか。

ここではカナダに住むインディアンの歴史と今について解説します。

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約1,400,000人のインディアン

カナダに住んでいる先住民、インディアンは約1,400,000人だと考えられています。

6月21日は先住民の日と考えられており、先住民であるインディアンたちについて知識を深め、お祝いをする日になっています。

カナダには北米のインディアンであるファーストネーション、先住民とヨーロッパの人を祖先とするメティ、そして北極地方のイヌイットの3種類のインディアンが住んでいます。

ファーストネーションがすべてのインディアンの6割を占めています。

ちなみにカナダにおいてファーストネーションをインディアンと呼ぶ事は失礼だと思われる場合もあります。

ファーストネーションの人々はファーストネーションがネイティブと呼ばれることを望む傾向があります。

オンタリオ州に多い

カナダといえばブリティッシュコロンビアやアルバータなど様々な州がありますが、その中でもインディアンが最も多く住んでいるのはオンタリオといえます。

その次にブリティッシュコロンビア、そして第3位にアルバータが入ります。

2011年にはオンタリオ州に約300,000人のインディアン、つまり全インディアンの20%がオンタリオ州に住んでいました。第2位になるブリティッシュコロンビアには全体の16%にあたる1,230,000人のインディアンが住んでいます。

ファーストネーションの特権

カナダに住むインディアンの中でも最も数の多いファーストネーションは政府公認のファーストネーションと政府非公認のファーストネーションに分かれます。

政府公認のファーストネーションになるためには政府が求めている書類を提出する必要がありますが、本来ならば公認であるにも関わらず必要書類が揃わずに登録できなかったり、自分の意思で登録しないファーストネーションもいます。

ちなみに1984年以前には「政府公認ファーストネーションの女性が非公認のファーストネーションと結婚した場合には政府公認の登録を取り消される」という文言がなありました。

しかしその一方で公認の男性が非公認の女性と結婚した場合はその非公認の女性も公認とされるという法律があり、これは性差別・人種差別が過ぎると非難を受けていたと言われています。

まとめ

いかがでしょうか。

インディアンというとついアメリカ合衆国を思い浮かべてしまいますが、インディアンはカナダにも存在しているのです。

そして彼らの歴史はアメリカのインディアンの歴史とも異なり、今も彼らはインディアン独特の生活を歩んでいます。

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