インディアンは羽飾りのついた帽子などをかぶっているという事は有名ですが、実はタトゥーを入れているという事はあまり知られていません。
インディアンたちはタトゥーを入れていた人が多かったと言われています。
それはいったいなぜなのでしょうか。
ここではインディアンのタトゥーが持つ意味について解説します。
魔除けの意味
まず何よりもインディアンのタトゥーには魔除けという意味がありました。
インディアンたちはタトゥーを彫るにあたり本物の炭を利用していたのですが、この炭には悪魔を近づけないという意味があったのです。
この炭でタトゥーを彫ることにより、魔除けという意味を持ち合わせていたのです。
最近ファッションで彫られているタトゥーは科学的な薬品が使われているということもあり、本物の炭ではありません。
そのため、今の科学技術でタトゥーを彫ったとしても、それはインディアンたちにとっての魔除けにはならないのです。
戦いの前に彫る
インディアンたちの中には部族間の戦いの前にタトゥーを彫る人たちもいました。
自分たちの部族の象徴をタトゥーとして彫ったり、勝利の象徴を彫ったりしていたのです。
インディアンたちが被っている羽飾りの帽子にはワシの羽がたくさん付いていますが、これは1枚1枚が自分たちの功績等の証でした。
そのため、決してこの羽飾りの帽子は酋長だけが被るというものではなく、功績を立てたものなど、実力者が被っていたのです。
これと同じように立てるにも自分の実力を表すという意味がありました。
すべてに意味がある
タトゥーのみならず、インディアンたちが着用している洋服やインディアンジュエリーと呼ばれている装飾品にもそれぞれに意味がありました。
特にインディアンたちは自然崇拝をしていたため、例えば太陽や月、雨や雲等、すべてのものに意味を見出していたのです。
そのため自分たちにとって大切な意味を持つものをモチーフとしてジュエリーに表すということもありました。
そのため多くのインディアンジュエリーには太陽や月が多く描かれており、またワシを表すものも多いのです。
インディアンの装飾品などに不要なものは無いのです。
まとめ
いかがでしょうか。
インディアンたちの館には様々な意味があり、それは実力の象徴でもありました。
タトゥー以外の装飾品などにもすべてに意味があります。
そしてインディアンたちはこのような習慣を今でも大切に守っているのです。
ちなみにインディアンジュエリーというのは本物のインディアンが作ったジュエリーのみのことを指します。