インディアンたちはもともと自然崇拝をしており、例えば太陽をすべてのものの創造者として信じているなど独特な世界観を持ち合わせています。
そんなインディアンから広まったものの中にドリームキャッチャーがあります。
何かのお土産などでドリームキャッチャーを見たことがあると人も多いのではないでしょうか。
ドリームキャッチャーには実は魔除けと意味があるのです。
それはどのような意味なのでしょうか。
ここではインディアンたちの魔除けであるドリームキャッチャーについて解説します。
ドリームキャッチャーの概要について
ドリームキャッチャーとのはインディアンのオジブワ族に伝わる悪魔除けです。
伝統的には柳で作られていますが、最近では様々な道具が用いられるようになりました。
クモの巣状の網が食い込まれており、ビーズや羽根などで装飾されています。
もともとはオジブワ族のみのものでしたが、1960年代以降、他のインディアンたちにも伝わっていきました。
それによって、もともとドリームキャッチャーはオジブワ族のものであったにもかかわらず、まるでインディアン全体の象徴であるかのように扱われるようになっていたのです。
ドリームキャッチャーの由来
オジブワ族は涙の形をした枠に糸をくぐらせていくことにより、ドリームキャッチャーを作っています。
その結果、ベッドの側に置くことにより子供たちを悪夢から守ってくれる魔除けとして今のドリームキャッチャーが出来上がっていったのです。
悪い夢が網目に引っかかって夜明けとともに消えていく、良い夢だけが羽も伝わって降りてきて眠っている人の元に入る、と信じられているのです。
オジブワ族はこの網が夢をふるいにかけていると信じています。
オジブワ族以外のインディアンたちもこのドリームキャッチャーを作るようになり、徐々にお土産等として販売されるようになりました。
ドリームキャッチャーのシンボル
インディアンたちにとって、輪とものは永遠を表します。
生命の円環、太陽と月、などを表す場合もあり、これがドリームキャッチャーの形の元になっています。
涙の形をしたものもあります。
網目はクモの巣をモチーフにして出来上がり、もしもビーズが1つだけついている場合、それは蜘蛛を表しています。
ビーズがたくさん付いている場合は、そのドリームキャッチャーが今までたくさんの良い夢を捕まえてきたとことを表します。
ベッドルームに飾ったり、枕元に飾ったりすることがあります。
まとめ
いかがでしょうか。
日本で売られているドリームキャッチャーは大量生産のものが多いですが、もともとはインディアンが一つひとつ手で作っているのです。
もしもドリームキャッチを見かけたら、枕元に飾ってみると良いかもしれませんね。