インディアンは何を神様として崇めているか知っているでしょうか。
実は、インディアンは私たちと若干違った哲学を持っており、私たちとは死生観も異なると考えられています。
それならば、インディアンが神様として崇める存在とは一体なんなのでしょうか。
ここではインディアンにとっての神様について解説します。
インディアンは自然崇拝をする
インディアンたちは自然崇拝をしています。
つまり自然に存在するものを重視し、あらゆるものに精霊が宿ると考えているのです。
ディズニーの映画、ポカホンタスにも自然の声を聞く、といった描写がありますよね。
木や土などにも役割があると考えられており、インディアンたちはそれらを大切にしています。
インディアンは1830年に出されたインディアン強制移住法により、リザベーションと呼ばれる居留地への移動を強いられました。
今でもナバホ族等はリザベーションで生活しており、そこでの自然を大切にしています。
太陽がすべての創造主
インディアンたちは太陽こそがすべての創造主であり、神であると信じています。
太陽以外には、月や三日月、雲や雨などにも意味があると信じられているのです。
さらに、鳥の中でもワシはもっとも空高く飛べる鳥であると信じられており、空こそ神である太陽に近づくことができる鳥として崇められています。
つまり、ワシは人間と神様の間を取り持つ生き物であると考えられているのです。
さらにワシの羽根は神様である太陽と対話するときに重要であると信じられており、インディアンの衣装にはこの羽根がたくさん使われています。
インディアンジュエリーについて
インディアンと言えば、ジュエリーをたくさん身に付けているイメージを持っている人もいるかもしれません。
アジアでも人気が高いこのインディアンジュエリーは、本来はインディアンが作ったジュエリーのみインディアンジュエリーであると言われています。
このインディアンジュエリーには自然のモチーフがたくさん施されており、特に神である太陽やワシはたくさん描かれています。
意味があると考えられている精霊のモチーフがふんだんに施されており、世界中で人気があるのです。
ちなみにアジアで出回っているインディアンジュエリーは中国製が多く、本物とはみなされないこともあります。
まとめ
いかがでしょうか。インディアンと言えば私たちとなんとなく価値観が違う人々、と思っている人もいるかもしれませんね。
インディアンたちは自然を大切にし、お互いを尊重しながら生活しているのです。
今でも自然に従って生活しているインディアンたちがたくさんいます。