インディアンたちが誇りとしている事は一体なんなのでしょうか。
今となっては、多くのインディアンたちが白人と同じような生活をしています。
しかしその一方で今でも自分たちの伝統を守り、リザベーションと呼ばれる保留地で生活をしているインディアンたちも少なくありません。
それならば、彼らは何を誇りとしているのでしょうか。
ここではインディアンたちの誇りについて紹介します。
ものを所有しない
インディアンたちが大切にしている哲学の中には、ものを所有しないというものがあります。
彼らは自然崇拝をしており、すべてのものは太陽によって作られた、誰もものを所有する権限を持たない、人間がそのような大切な自然を所有するべきではない、と考えています。
そのため、1492年にコロンブスがアメリカを発見したことを皮切りに白人たちがアメリカに入り込んできた後、インディアンたちはアメリカ人に農作業などを教え、アメリカの土地でどのように生きていったらよいのかという知恵を与え、そして白人たちを歓迎しました。
それによって彼らはアメリカ人たちから迫害されていくわけですが、ここからもわかるようにインディアンというのはものを所有しないということを大切にしているのです。
そして今でもその考え方に誇りを持つインディアンは少なくありません。
争いはしない
インディアンたちは非常に平和な人々であり、彼らは争いは好みません。
そのため、白人たちがインディアンに対して虐殺行為などを行った時も、インディアンたちは最初はされるがままでした。
それよりも白人たちとどのように共存していったらよいのかということを真剣に考えていたのです。
しかし、彼らは第7大合衆国大統領アンドリュージャクソンによってインディアン強制移住法の犠牲となりました。
その辺りからインディアンたちは自分の生活を守るために白人に対して立ち上がるようになっていたのです。
子育ての理論
インディアンたちの誇りの中には子育てというものがあります。
インディアンたちの子育ての中に、「乳児はしっかり肌を離すな、幼児は肌を離して手を離すな、少年は手を離して目を離すな、青年は目を離して心を離すな」という教えがあります。
ここからもわかるとおり、インディアンたちは自分たちならではの考え方を子育てに反映させており、そしてこの考え方は今現代の幼児教育の基盤にもなっています。
このような考え方も昔から持っていたインディアンたちはやはり素晴らしいですよね。
まとめ
いかがでしょうか。
インディアンたちは自分たちの考え方に誇りを持ち、今でも伝統や文化を大切にしている人が違います。
ナバホ族などは今でもリザベーションで生活をし、彼らの伝統を誇りとしているのです。