インディアンと言えば、フェイスペイントをしているというイメージを持っている人もいるかもしれませんね。
フェイスペイント以外にもタトゥーをするインディアンもいます。
それならば、そのようなフェイスペイントなどにはどのような意味があるのでしょうか。
ここではフェイスペイントの意味について解説します。
染料の秘密
フェイスペイントで使われている染料は、決して絵の具などではありません。
科学的な染料を使うのではなく、天然植物から抽出したものを使います。
多くの場合、天然のハーブが使われており、そこには魔除けという意味がありました。
その植物にもそれぞれ意味があると言われています。
そしてもちろん色にも意味があります。
つまり、インディアンたちは魔除けになる染料を使って自分たちが大切にしているモチーフをデザインに使うことにより、フェイスペイントを非常に繊細なものとして使っていたのです。
部族の象徴
インディアンは戦いの時など、部族の象徴をフェイスペイントとして描いていました。
例えば、スポーツの試合などでもゼッケンやユニフォームを分け、自分たちのチームが誰なのかわかるようにしますよね。
さらにモチベーションとなるモチーフを描いたりすることもあります。
インディアンにとってのフェイスペイントはこれと同様の意味を持つ場合があります。
誰が味方なのかわかるように、そして自分たちにとって意味が深いモチーフをフェイスペイントとして描くことがあります。
インディアンにとってのモチーフ
インディアンと一言で言っても、例えば北米には絶滅した部族も含め、500もの部族がいると考えられています。
部族によって習慣や文化が違いますから、何がインディアンにとってのモチーフなのか、と一言でいうことができません。
しかし、例えばインディアンにとって太陽はあらゆるものを創造した絶対神であり、自然界にはインディアンにとって意味を持つ様々な精霊が存在しています。
例えば月はおだやかさを指しますし、三日月は女性の子宮に似ているということから子宝や豊富さを指します。
雨や雷、雲などにも意味があり、インディアンたちは自分にとって大切なモチーフをフェイスペイントやインディアンジュエリーに使っているのです。
まとめ
いかがでしょうか。
フェイスペイントといってもインディアンにとってのフェイスペイントは私たちが考えるようなデコレーションやアクセサリーとは違い、真っ先に魔除けという意味があるのです。
染料が違うだなんて面白いですよね。
そしてフェイスペイントは部族によって大きく異なるのです。