インディアンに存在する血液型について

世界には珍しい血液型もありますが、一般的にはA型、B型、AB型、そしてO型の4種類に分かれますよね。

それならば、インディアンたちにはどのような血液型があったのでしょうか。

日本ではA型が最も多く、AB型が最も少ないとも言われています。

ここではインディアンたちの血液型について解説します。

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血液型の歴史

今となっては当たり前の血液型ですが、これは極めて新しい概念といえます。

1901年、オーストリアの病理学者、カント・ランドシュタイナーがABO式の血液型を発見したのです。

このとき、まだAB型は存在しませんでした。

実はこのときの実験ではまだAB型の被験者がいなかったため、最初はA型、B型、O型の3種類だけが明確となったのです。

しかしその翌年にAB型が見つかり、血液型は今も知られている4種類が主なものとなりました。

ちなみに、ヨーロッパではA型がいくつかあると考えられています。

日本人のA型はほとんどA1型ですが、ヨーロッパではA1型、A2型、A1B型、A2B型と分かれていると考えられており、血液型は6種類あるといわれているのです。

世界的に最も多いのはO型

先ほども述べたように、日本ではA型が最も多いと言われています。

しかし、ヨーロッパではO型が圧倒的に多く、人口の半分を占めていると考えられています。

その一方でB型とAB型はとても少なく、特にAB型に至っては3%から5%程度しかいないとも言われています。

南米のコロンビアでは半数以上がO型と言われており、AB型はわずか1%から2%しかいません。

そしてインディアンはほとんどがO型だと言われているのです。

人類の祖先はA型だった?

実はインディアンやイヌイットたちはほとんど全員がO型だと言われており、先住民にO型が多いということから人類の祖先は皆O型だったのではないかと言われるようになりました。

しかし、分子生物学が発展したことにより初期の祖先たちは全てA型で、それが変異したことにより他の血液型が出現したということが明らかになったのです。

人類の大移動の痕跡が血液型に残っているのです。

日本では4種類の血液型がすべて4等分に近いほど割合が良く、だからこそ血液型占いなども人気があると言えるのです。

確かに、血液型が偏っていると血液型占いなども面白くないかもしれません。

まとめ

いかがでしょうか。

人類の祖先がA型だったにもかかわらずインディアンのほとんどがO型だったなんて、面白いですよね。

そしてそこには人類の大移動という歴史が絡んでいるのです。

血液型をひもといていくと、人類の大移動の謎が明らかになるかもしれません。

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