インディアンとはどこの国の人なのでしょうか。
インディアンと聞くとどうしてもインド人を思い浮かべる人もいるかもしれませんね。
しかし、インディアンとはインド人の事では無いのです。
それならばインディアンはどこの国の人を指すのでしょうか。
ここではインディアンの国について解説します。
目次
インディアンとはアメリカ先住民のこと
インディアンというのはインド人ではなく、アメリカ先住民のことを指します。
つまり、インディアンというのはもともとのアメリカ人であるということになります。
最近ではインディアンではなくネイティブアメリカンという言い方もありますが、一般的にインディアンと聞いた場合、それはインド人ではなくてこのアメリカの先住民を指すことが多いです。
つまりインディアンはどこの国の人かというとアメリカ人ということになるのです。
コロンブスの勘違い
大航海時代、スペインやポルトガルは競ってインドを発見しようとしていました。
そこでコロンブスが西周りで航海をし、サンサルバドル島に到着したのです。
しかしコロンブスはその土地をアメリカではなくインドだと勘違いしていました。
それにより、その地域に住む人々をインディアンと呼ぶようになったのです。
その間違いに気づいた後も、コロンブスは現地の人たちをインディアンと呼び続けました。
それから白人たちがアメリカに入り込むようになり、インディアンの生活を圧迫するようになっていったのです。
白人に追われたインディアンたち
1830年、第7代合衆国大統領アンドリュー・ジャクソンはインディアン強制移住法を制定しました。
それによってもともとアメリカに住んでいたインディアンたちは自分の土地を追われることとなったのです。
白人たちはマニフェストデスティニー、明白なる天命ということで西へ西へと土地を広げていきました。
それによってインディアンたちも自分たちの土地を追われることとなり、特にチェロキー族の涙の旅路は有名です。
何千人ものインディアンたちがその過程で命を落とすこととなり、中には絶滅してしまった部族もいます。
まとめ
いかがでしょうか。
インディアンたちはアメリカ人ですが、1776年にアメリカ人たちが出した独立宣言に述べられている「人は皆平等である」という中にインディアンは含まれていませんでした。
そのため、インディアンたちは白人から迫害され続けてきたのです。
今でもインディアンたちの生活環境が良くなったとは言えない状況です。