インディアンたちにとって白人は入植者であり、征服者でもありました。
1492年、コロンブスがサンサルバドル島に到着して以降、白人たちがアメリカに入り込んでいったのです。
そしてインディアンたちを征服したため、インディアンたちも白人たちに対し、敵意を持っていました。
そしてインディアン戦争と呼ばれる戦争が始まっていたのです。
ここでは、インディアンと白人の戦争について解説します。
インディアン戦争の概要
一般的にインディアン戦争というのは1622年から1890年までに行われた白人によるインディアンの征服戦争を指します。
最初からインディアンと白人たちの間には小さな揉め事が絶えず行われていましたが、白人が増えていくことによって大規模なインディアンの迫害が起こり、インディアン戦争が始まっていたのです。
コロンブスが白人をアメリカに引きれたことにより、多くのインディアンたちが奴隷とされ、黄金採集を手伝わされたのです。
さらに彼らの生活圏が奪われたため、インディアンたちは飢餓に陥って命を落としていきました。
インディアンの保留地
アメリカ独立戦争が終わり、アメリカがイギリスから独立した後、白人たちは豊かで安い土地を目指し、どんどん西に進むようになりました。
マニフェストデスティニー、いわゆる明白なる天命です。
しかし、この時に邪魔になったのがすでに西に住んでいたインディアンたちでした。
インディアンたちは土地を追われ、連邦政府が決めた保留地に押し込まれて行ってしまったのです。
1830年には第7大合衆国大統領アンドリュージャクソンがインディアン強制移住法を出したことにより、なおさらインディアンたちが移住を強いられ、多くの部族が絶滅していきました。
インディアンへの同化政策
さらに白人たちはインディアンを白人のように協力するため、同化政策を行おうとしていました。
子供たちを親元から引き離し、英語を教え、聖書を読ませ、インディアンの文化から引き離そうとしたのです。
それによって子供たちが親元に戻された時、彼らは自分たちの言語を使うことができず、インディアンの社会に溶け込むことができませんでした。
だからといって白人社会に溶け込むこともできず、彼らは浮いた存在となってしまったのです。
それによってしっかりと教育も受けることができず、仕事に就くことができず、結婚して子供が生まれても子供が教育を受けられない、という悪循環が起こるようになっていたのです。
まとめ
いかがでしょうか。
インディアンと白人たちは長い間戦争を繰り広げてきました。
今でも問題が解決したとは言えない状態で、インディアンたちは苦しい生活を強いられています。
貧困率がいまだに高いのがインディアン社会の問題です。