大航海時代を受け、コロンブスが1492年にアメリカ合衆国を見つけたという事はとても有名な歴史ですよね。
それならば、そんなコロンブスはアメリカのインディアンたちに一体何をしたのでしょうか。
実はコロンブスというのは決してインディアンに優しく接したわけではありません。
ここではアメリカのインディアンに対し、コロンブスが何をしたのかということについて解説します。
天の使いとして崇められた
これはコロンブスがアメリカのインディアンたちをどのように扱ったのかということではなく、アメリカのインディアンたちがコロンブスをどのように扱ったのか、ということになりますが、コロンブスは最初、先住民たちから天使のように扱われていました。
というのは、コロンブスが上陸したサンサルバドル島には様々なインディアンの部族たちが生活しており、彼らは知識がなかったということもあり、突然海から現れたコロンブスたちを天使だと勘違いしたのです。
そのためコロンブスは様々な食料をふるまわれ、大歓迎されました。
また、そのような考え方から、コロンブスがほしがったものは全て与えてしまったのです。
インディアンからの強奪
コロンブスはそんなインディアンたちを奴隷のように見ていました。
多くのインディアンたちを強制的に連れ去ってしまい、インディアンたちが持っていたアクセサリーなども強奪してしまったのです。
そして先ほども述べた通り、インディアンたちがとても純粋で、コロンブスがほしがったものは何でも渡してしまったということもこのように扱われる理由となってしまいました。
コロンブスは38人の船員を残してスペインに帰りましたが、再びアメリカに来たときにはその38人全員がインディアンたちによって殺害されていました。
コロンブスを危険な侵略者であるとみなしたインディアンによって殺害されたわけですが、そんなインディアンたちは今度はコロンブスたちによって大量虐殺されてしまったのです。
この時5万人を超えるインディアンが殺されたと考えられています。
黄金を探させた
コロンブスはインディアンたちに黄金を探させたと言われています。
アメリカに戻ったコロンブスはインディアンに一定量の金を献上するようにと命令し、インディアンたちがそれを達成できなかった場合、コロンブスによって手首を切り落とされたとされています。
しかし、アメリカにそんな大量の金があるわけもなく、そのために多くのインディアンたちがコロンブスによって手首を切り落とされたと言われています。
この時にはコロンブスは自分が発見した大陸はインドではないとわかっていましたが、黄金探しは続けられました。
当時インディアンたちは800万人ほど頂されていますが、コロンブスの支配によって3分の1にまで減ったとされます。
まとめ
いかがでしょうか。
コロンブスはインディアンにとって死神であり、疫病神でした。
コロンブスと言えば大航海時代にアメリカを発見した英雄と呼ばれることがありますが、インディアンたちにとってはそうではなかったのですね。