インディアンがメキシコ人だったというわけではありませんが、インディアンの部族の中にはメキシコに先祖持つものも少なくありません。
インディアンは日本人などアジア人と同じく、蒙古斑があるがゆえにモンゴロイドと言われています。
そのため、インディアンはもともとアジア人なのではないかとも言われているのです。
しかし、実はインディアンの中にはメキシコ人を祖先とするものも少なくありません。
ここではインディアンとメキシコ人の関係、そしてその歴史について解説します。
インディアンの部族について
もともとインディアンの部族の先祖はアジア人とも言われていますが、一言で部族と言っても様々な人々がいます。
例えば、北米の部族は肌の色が比較的赤黒く、ワシ鼻を持つ人も少なくありません。
しかし、1492年、コロンブスがサンサルバドル島にやってきて白人たちがアメリカに入り込んできた後は、ヨーロッパ人との混血やアフリカ人との混血が進んだ部族もたくさんいます。
そして、他の民族との混血ではない、純血の民族は今でもメキシコやグアテマラなどに存在するのです。
ブラジルやアルゼンチンなど、スペイン人と戦ったことがある地域ではスペインの血が入ったインディアンもたくさんいます。
つまり、メキシコ人の中にもインディアンがいるということになります。
ブラックインディアンについて
実はインディアンの中にも黒人の人がいます。
ブラックインディアンというのは黒人とインディアンを両方先祖に持つ人を指しており、同時にインディアンに同化しながら生活をしてきた黒人もブラックインディアンに含まれます。
アメリカで暮らしている黒人の4割はインディアンを祖先に持つと言われているのです。
かつて、アメリカで奴隷貿易が行われていた頃、逃亡した黒人奴隷たちがインディアンに受け入れられ、様々な交流を繰り返してきたのです。
そのような中で結婚や出産が行われ、インディアンたちと黒人が一緒になっていきました。
インディアンの中にも黒人を快く受け入れる部族とそうでは無い部族があるため、インディアンと黒人の関係性は良いか悪いかのどちらかだとも言われています。
メスティーソとは何か
先ほどメキシコ人の中にもインディアンがいるという話をしました。
しかし、メキシコと言えばメスティーソ、と聞いたことがある人もいるかもしれませんね。
白人とラテンアメリカの先住民の混血をメスティーソと呼びます。
混血の人のことを指す言葉でもありますが、一般的には白人とインディオの混血を指すことが多いです。
また、特にエクアドル、ボリビア、ペルーにおける飲料の特徴が強く、シリアアルゼンチン、ウルグアイでは白人の特徴が違うとも言われています。
そしてアメリカのインディアン同様、黒人と今月になっていくメスティーソも存在します。
まとめ
いかがでしょうか。
インディアンには複雑な歴史がありますから、インディアンは一言でこの人種、と分類することができません。
また、蒙古斑はモンゴロイドのみならず黒人などにも存在しますので今ではインディアンの人種はあくまでもネイティブアメリカン、と考える研究も存在するのです。