アメリカのインディアンに関する神話について

アメリカのインディアンたちにはどのような神話があるのでしょうか。

インディアンにも様々な民族がいますから必ずしも全員が全員というわけではありませんが、インディアンの中には独自の世界観を持ち、自然と融合しながら生き方をしている人もたくさんいます。

ここでは、そんなインディアンの神話について解説します。

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インディアンとはどのような人々か

まずインディアンがどのような人々なのかという事について紹介しましょう。

インディアンといっても彼らはインド人というわけではありません。

1492年、大航海時代にコロンブスがアメリカを発見しましたが、彼はそのアメリカをインドだと勘違いしたのです。

それによってアメリカの先住民たちがインディアンと呼ばれるようになりました。

インディアンと言っても様々な人々がおり、北アメリカだけでも言語や文化が500以上あります。

しかし、部族ごとに違いはありますが、少なからず共通点もあるのです。

インディアンの世界観とは

インディアンたちの神話としては、インディアンたちの生き方は「すべての存在とつながっている」「すべてのものは家族である」というものです。

彼らは宗教というものは信じていません。

宗教ではなく、すべての創造主である偉大な精霊というものに敬意を示しており、その考え方はワカンタンカと呼ばれています。

この考え方は決してインディアンだけのものではなく、多くの古代人たちはこのような考え方を持っていたとも言われています。

日本にも縄文時代のあたりにはこのような考え方がありました。

しかし弥生時代になって米を蓄えるようになり、そして大和朝廷が政権を握ったことによってこの考え方は消えていったのです。

つながり

すべての存在とつながっていくという考え方の下には、人々のみならず動物や水、火、風、空や大地等とつながりを持ち、調和して生きるということが重視されています。

インディアンたちはこれこそが人としての道だと考えており、彼らはこの考え方をグッドレッドロードと呼んでいます。

彼らは四つ足のものを人々と呼び、空を父、大地を母、植物をブラザーやシスターと呼んでいるのです。

このすべてのものに精霊が宿っており、お互いに依存し、頼りあって1つの大きな輪の中で生活しているという考え方こそ、インディアンたちの誇りなのです。

まとめ

いかがでしょうか。

インディアンたちの神話はこのような考え方が基盤にあり、すべての生き物と調和して生きるということこそ彼らの重要な信念になっています。

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