アメリカのインディアンの歴史について

アメリカのインディアンたちはどのような歴史を持っているのでしょうか。

インディアンと聞くとインド人を思い浮かべる人もいるかもしれませんが、実はインディアンというと多くの場合、アメリカの先住民を指します。1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見して以来、アメリカには白人が定住するようになりました。

しかし彼らは誰も住んでいない土地に来たのではなく、インディアンたちが住んでいる土地にやってきたのです。

つまり、アメリカではインディアンたちが古い歴史を持っているということになります。

それならば彼らの歴史とは一体どのようなものなのでしょうか。

ここではアメリカに住んでいるインディアンたちの歴史について解説します。

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アメリカの先住民たち

インディアンというのはもともとアメリカ大陸に古くから住んでいる人々のことを指します。

先ほども述べた通り、1492年にコロンブスがアメリカを見つけて以来、そこには白人が入り込むようになりました。

しかし彼らはフロンティアスピリットという開拓精神を重視し、インディアンたちを追いやって領土を広げていったのです。

特に19世紀は東部から西部に開拓が広まり、人々はインディアンたちをインディアン居住地という土地に追い込むようになりました。

インディアン強制移住法

1830年、アメリカ合衆国第7代大統領アンドリュージャクソンがインディアン強制移住法というものを制定しました。

それによってインディアンたちは何千キロも歩かされ、インディアン居住地と言われる時に親れていたのです。

その中でも特にチェロキー族の涙の旅路は有名であり、18,000人程いたとされるチェロキー族のうち、2,000人から6,000人のチェロキー族が旅路で命を落としました。

今でもこの時に命を落としたチェロキー族を追悼するための記念誌が掲げられています。

この何千キロにもわたる旅路ではすぐに死んでしまうのではないかと思われるような老婆でさえも重い荷物を持って歩かされたという記録が残っています。

インディアンの同化政策

もともとアメリカにやってきた白人たちと違う言葉を話し、宗教観なども異なっていたインディアンは、アメリカにやってきた白人によって同化政策の対象とされました。

子供たちは親から引き離され、無理矢理英語を教えこまれ、聖書以外を読んだら罰を受ける、という同化政策を受けたのです。

親元に帰った子供たちは言語を話すことができず、インディアンの社会の中で浮いた存在となってしまいました。

そのためインディアンの社会で生活することができず、かといって学校に行くこともできず、社会的に自立できなくなってしまったのです。

このようなトラウマが今現在も影響しており、インディアンたちの貧困率が極めて高いと言われています。

まとめ

いかがでしょうか。

インディアンたちの歴史は極めて長いものがありますが、その長い歴史のほとんどは悲しい歴史だと考えられています。

今でもアメリカ社会の底辺にいる人々がインディアンだと言われています。

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