インディアンの部族にはどのような種類があるのでしょうか。
北米だけでも、インディアンには500種類以上の部族がいたと考えられています。
インディアン強制移住法や同化政策によって命を落としたインディアンもたくさんおり、中には絶滅してしまった部族もあります。
そんなインディアンたちにはどのような部族がいて、どのような特徴を持ち合わせているのでしょうか。
ここでは、有名なインディアンたちの部族の種類と特徴について解説します。
目次
ナバホ族
ナバホ族というのはインディアンの部族の中でも最も有名な部族であると言えるでしょう。
主にアリゾナ州からニューメキシコ州に広がっており、アメリカ最大のインディアン保留地、リザベーションを有していると言われています。
アパッチ族と近い言葉を話しており、かつてはアパッチ族の1つだと考えられていたこともありました。
正装のときには鉢巻を占める習慣があり、女性はベルベットのロングドレスを纏、銀の首飾りを身に付けます。
独特な伝統住居を持っており、今でも多くのナバホ族がこの伝統的な家で生活していると言われています。
アパッチ族
アパッチ族というのはニューメキシコやオクラホマ、アリゾナで生活をしているインディアンたちになります。
彼らの特徴としては、乾燥した灼熱の地域を好み、馬を食料としていたということが挙げられます。
一般的に馬を飼っているというと移動手段として考えられることが多いですが、そうではありませんでした。
水を口に含んで走り回り、戻ってきたときに水が減っていれば失格であるという訓練を積み、忍耐力や持久力を身に付けていたと言われています。
チェロキー族
涙の旅路として有名なチェロキー族は、山にすぐもの、わかりにくい言葉を話す人たち、という意味を持っています。
もともとはミシシッピ州に住んでいましたが、1838年、60,000人のチェロキー族がミシシッピからオクラホマに強制移住させられることとなり、この途中で2,000人から8,000人の犠牲者が出ました。
今でも例えばジョニーデップやキャメロンディアスなど、チェロキー族の血を引いている有名人たちが世界で活躍していますね。
まとめ
いかがでしょうか。
それぞれの部族たちにはそれぞれの特徴があり、中にはそのような特徴を守って生活している人たちもいますが、一般的な白人たちと同様の生活をしている人もいるのです。
もしもリザベーションの近くを訪れることがあれば、インディアンの暮らしを見てみると良いかもしれませんね。