インディアンたちは生まれた時、どのような言葉を使うのでしょうか。
インディアンたちの固有の言語は地域によっても異なりますが、最近は英語ばかりを使っているインディアンたちも少なくはありません。
ここではインディアンたちの言語について解説します。
インディアンたち固有の言語
インディアンたちが生まれたときに使う言語としては、ナバホ語、マヤ語、ナワトル語、ケチュア語、アイマラ語、グアラニー語などがあります。
これはアメリカインディアン諸語とも言われており、それぞれの部族に応じて異なってきます。
また、南アメリカ大陸のインディアンたちも彼らならではの言語を持ち合わせており、北米に55種類、中米に29種類、南米に143種類が存在していると言われていますが、中には消滅した言語もあります。
英語のみを使うインディアン
生まれた時から彼らの部族ならではの言語で育つインディアンもいますが、中には生まれた時から英語だけを使っているインディアンも決して少なくはありません。
最近ではインディアンたちも一般的な社会で生活をしていることが多く、公用語である英語が使えなければ生活できないという背景もあります。
部族の言語だけでは社会で生活していくことができません。
同様に、英語と部族の言語の両方が使えるという人も存在します。
そのような人は生まれた時から部族の言語で育っています。
インディアン強制移住法による弊害
1830年、アメリカ合衆国第7代大統領、アンドリュージャクソンはインディアン強制移住法というものを打ち出しました。
当時のアメリカは西部に土地を広げており、そのためにもともとアメリカの土地に住んでいたインディアンたちを強制的にまとまった土地に移住させたのです。
特にチェロキー族の涙の旅路は有名であり、長い道のりの中で何千人もの人インディアンたちが命を落としました。
さらに同化政策が行われ、インディアンの子供たちは英語を話すように教育されていたのです。
そのため、彼らが親元に戻っされたときには部族の言語がしゃべれなくなっていたと言われています。このような政策によって彼らの言語たちは奪われていったという背景があります。
まとめ
いかがでしょうか。
インディアンたちはもともと、生まれた時から部族の言語で育っていました。
しかし、インディアンたちを差別するアメリカ社会の流れにより、彼らの言語が奪われていってしまったのです。
今では多くの人たちが英語を話すようになっています。