インディアンのサンダンスとは

インディアンのサンダンスとは一体どのようなものなのでしょうか。

これは祭りや成人の儀式ではなく、自然復活と和平祈願の儀式と考えられています。

ここでは、インディアンたちによるサンダンスの儀式について解説します。

スポンサーリンク
indian-rekishiレクタングル大

サンダンスの元となった考え方

アメリカに住むインディアンたちは、もともと大自然のすべては宇宙の真理であると考えています。

そのため、日常というものは宇宙の真理である大いなる神秘とのコミュニケーションであると考えられており、サンダンスというものはこのような大いなる神秘と会話する上で最大の儀式となるのです。

大自然における彼らの生活は決して優しいものではなく、特に夏場は収穫がありますが、冬は厳しいものとなります。

そのため、そのような気がの経験から、大自然が再び、勢いを取り戻して豊かに実を持つように祈るのです。

サンダンスの内容について

今でもサンダンスを実行している最大の部族はスー族と言われています。

彼らの呪い師であるピート・キャッチーズは、サンダンスというのはすべての儀式の祖父であると考え、1人で大いなる神秘と向かい合います。

今、アメリカ大陸全体に広まっているサンダンスはスー族のサンダンスが元になったものが多く、これは太陽を見つめる踊りという意味で「ウィワンヤンク・ワチピ」と呼ばれています。

サンダンスのやり方

サンダンスは一体どのように行われるのでしょうか。

ヨガの中に「太陽礼拝」というものがありますが、それとは違います。

まず、サンダンスというのは大地が緑を広げ、若い男女が愛し合うようになり、2本足も4本足も全てが喜びに満ちるからという理由で初夏から夏子の時期に行われます。

インディアンが最も神に近い数字だと考える4という数字を重視し、四日間にわたって儀式が行われます。

すべては象徴的なものであり、インディアンたちの宇宙観間よって円を象徴した会場で行われます。

サンダンスは名前の通り踊りですが、この踊り手はスウェット・ロッジで体を清めなければいけません。

その後、上半身裸となり、赤い腰布を撒きます。顔はペイントしてもらい、首にはタバコの葉などが入った呪いの包みをぶら下げます。

頭と手首にはセージのリングを嵌め、鷲の骨を歯に挟み、これを笛として吹き鳴らすのです。

鷲が実際に集まれば吉兆だと言われています。

まとめ

いかがでしょうか。

インディアンのサンダンスは最大の儀式ともされており、とても神秘的なものです。

チャンスがあるのであれば、見学をしてみると良いかもしれませんね。

スポンサーリンク
indian-rekishiレクタングル大

indian-rekishiレクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする