インディアンたちは白人たちに土地を追われたという悲しい歴史を持っています。
アメリカにもともと住んでいた先住民であるにもかかわらず、1492年にコロンブスがアメリカを発見したのをきっかけとし、白人たちがアメリカに入り込み、インディアンたちを追い出して行ったのです。
その歴史とは一体どのようなものなのでしょうか。
そしてそんなインディアンたちにアメリカは謝罪をしたのでしょうか。
ここではインディアンたちの悲しい歴史とアメリカからの謝罪について解説します。
目次
インディアンの悲しい歴史
1830年、第7代合衆国大統領アンドリュージャクソンがインディアン強制移住法というものを出しました。
インディアンたちはもともとアメリカで生活をしていましたが、白人たちがアメリカに入り込んできたことにより、自分たちの土地を追われていたのです。
白人ではなかったインディアンたちは自分たちの土地を追われ、リザベーションと呼ばれる保留地に追いやられて行きました。
特にチェロキー族の「涙の旅路」は非常に有名であり、その旅の途中で何千人ものインディアンが命を落としたのです。
大統領からの謝罪
そんなインディアンに対し、クリントン大統領とオバマ大統領が謝罪をしています。
インディアンたちに対する迫害と同化政策に対し、公式に謝罪し、恩恵処置や特別立法を実行しました。
これらは賠償に相当すると考えられており、インディアンたちに対する合衆国政府からの公式な謝罪だと捉えられています。
クリントン政権以降、ホワイトハウスが行っている感謝祭に置いてインディアンたちも招待されるようになりました。
これは1部から大きな反対を受けてきましたが、最近ではインディアンもアメリカ合衆国の1人としてしっかりと認められるようになっているのです。
現在のインディアンたちの生活
合衆国政府がインディアンに対して施した同化政策により、1部のインディアンたちは自分たちの言語がしゃべれなくなり、インディアンのコミュニティに戻れなくなってしまいました。
しかしインディアンたちは白人とも違うため白人の社会の中で生きていくこともできず、彼らは孤立してしまったのです。
その結果彼らは教育を受けることもできず、その結果きちんと就職をすることもできず、今でもインディアンたちは高い貧困率に愛でいます。
もちろん、白人社会で生活をしている人たちもいますが、まだまだ教育がない、就職できない、結婚しても子供に教育を受けさせることができない、などという悪循環で生活をしているインディアンも少なくありません。
インディアンの貧困率は非常に高いと言われています。
まとめ
いかがでしょうか。
クリントン大統領がインディアンに対して謝罪をしたというのは実は最近のことですから、こんな最近になるまでアメリカは謝罪をしていなかったのかとむしろ驚く人もいるかもしれませんね。
それほどまでにアメリカは白人優越主義という考え方がはびこっており、インディアンたちや黒人たちは大変な生活を強いられてきたのです。