アメリカのインディアンたちはどのような生活をしていたのでしょうか。
もしかすると、彼らは昼間狩猟を行い、夜はテントの周りで踊る、というイメージを持っている人もいるかもしれません.。
しかし一言でインディアンといっても、北アメリカだけでも500以上の文化や言語の違いがあると言われています。
そのため場所や環境によっても彼らの生活は大きく異なります。
ここでは、そんなアメリカのインディアンたちの生活について解説します。
山岳や高原に住むインディアン
アメリカのカスケード山脈やロッキー山脈の店周りで生活をしている人々は、厳しい寒さに適応しながら生活してきました。
川で鮭を取ったり、やぎや羊を飼育しているインディアンもいました。
主な食料は酒、ウサギ、ビーバー、そして植物の根だったと考えられています。
これらの食べ物を他の部族に渡し、毛皮を手に入れるという交易も行われていました。
夏は狩猟をし、工夫しながら生活をしていましたが、冬になったら夏の間に準備した保存食が必要になるため、地面に穴を掘って生活していたと考えられています。
盆地や砂漠に住むインディアン
アメリカにはとても広い盆地があります。
ですからもちろんこの地域で暮らしているインディアンたちもいました。
夏は灼熱の砂漠になり、冬は大雪が降るという、厳しい環境です。
肥沃な土地がないため、農業には適しておらず、この地域のインディアンたちは自然環境から食べ物を得ていました。
鹿やバッファロー、鴨などを食べ、トカゲや昆虫なども食べていたと考えられています。
1年を通して狩猟の時期を把握し、動物や植物に合わせてそれらが取れる地域に集まって生活していました。
頻繁に移動を繰り返し、移動式の住居を愛用していたと考えられています。
南西部に住むインディアン
アメリカの南西部は夏と冬の環境の差がとても大きく、さらに数多くのインディアンの先祖たちが生活を始めた場所でもあるため、非常に古い歴史や文化があります。
雨の量が少ない地域であることにより、住宅の中や後の間に水路を作り、水を活用する方法を知っていました。
そのためこの地域のインディアンたちの生活習慣は他のインディアンの生活習慣に比べると非常に発達しており、医療や薬に対しても知識があったと言われています。
泥や粘土による集合住宅が作られており、農業を営んでいた民族もいました。
まとめ
いかがでしょうか。一言でインディアンといってもインディアンには様々な不足がいますから、その生活習慣や文化はそれぞれ違うといえます。
しかし、いずれの場合も彼らは自分たちの環境に適応し、工夫しながら生活をしていたと言えるのです。