アメリカのインディアンたちは黒人だったという話を聞いたことがあるでしょうか。
実は、インディアンの中にはブラックインディアンと呼ばれる人たちが存在します。
彼らはアフリカの黒人とアメリカのインディアンの両方を先祖に持っている人々のことです。
ここでは、そんなブラックインディアンと呼ばれる人々について解説します。
アメリカの黒人の40パーセントがブラックインディアン
実は、アメリカで暮らしている黒人の約4割がインディアンを先祖に持っていると考えられています。
有名なところで言えば、バラク・オバマや公民権運動を率いたキング牧師もブラックインディアンに含まれます。
アフリカの黒人たちは奴隷としてアメリカに連れてこられ、特にアメリカ南部では逃亡した人々がインディアン部族に迎え入れられました。
そこで文化の交流が起こり、また人々が結婚して子供を設けていたことによって文化が統合していたのです。
そのため、インディアンたちの風秋の中には黒人社会と同様のものも少なくありません。
黒人を受け入れるグループとそうでは無いグループ
インディアンと黒人は決して仲が良いというわけではありません。
インディアンの中には、黒人を快く受け入れるグループもありますがそうでは無いグループもいるのです。
インディアンたちには白人アメリカ社会に同化した人々とそうではない人々がいるため、同化した人々は白人と同じ目線で黒人を扱おうとしています。
このような人々は黒人を受け入れない傾向にあります。
また、白人から逃亡した黒人の奴隷たちがインディアンたちによって奴隷にされたということもあり、黒人もインディアンを受け入れない場合があるのです。
しかしもちろん、インディアンと黒人が結束して白人たちに抵抗することもありました。
インディアンと黒人との理解の促進
最近では、インディアンと黒人がお互いに理解し合おうとする努力がなされています。
ブラックインディアンと呼ばれる人々はインディアンの文化の影響が強い状態で生活しており、黒人の中にもインディアンの昔話を語り注いでいる民族がいます。
実際に2006年、ブラックインディアンがインディアンとして認められる社会的な変化を受け、チェロキー族が黒人系のアメリカ人を正式メンバーとして迎え入れているのです。
まとめ
いかがでしょうか。
インディアンの全員が全員黒人というわけではありませんし、中には蒙古斑があったということでアジア人がいたとも言われています。
そしてインディアンの部族の1つとしてブラックインディアンという人々が存在するのです。