インディアンが営んでいた農業について

インディアンたちが営んでいた農業とは一体どのようなものだったのでしょうか。

農業と一言で言っても、住む地域によっては農業に適している場所、いない場所とありますので、インディアンも部族によって農業をしていた人たちやしていなかった人たちがいます。

それならば、インディアンたちが営んでいる農業とはどのようなものだったのでしょうか。

ここでは、農業に適した地域のインディアンの生活について解説します。

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南西部

アメリカの南西部は農業に適した地域の1つです。

南西部は同時に乾燥した地域でもあるため、かぼちゃや豆、とうもろこしや小麦、米を育てる部族が存在していました。

しかし、このような地域は夏と冬で気温が大きく変わるため、夏場は農業に頼ることができても冬場はそういうわけにもいかず、バッファローの狩りを行うなど、農業と狩猟を組み合わせて食料を手に入れているインディアンたちもたくさんいました。

砂漠が広がる地域ではサボテンを利用して喰べ物や飲み物を作っていた部族もいます。

雨が少ないところでは水路を作ったりして水を活用する方法を作り出していました。

盆地や砂漠の地域

農業に適していない盆地や砂漠では、鹿などを狩り、鴨などの鳥やトカゲなどの昆虫を食べ、生活をしていたインディアンたちもいます。

植物の根を食べていた人々もいました。

そのような部族はどんぐりやウサギ狩りの時期を把握し、また渡り鳥がいつ飛来してくるのかなどということも理解していました。

そして時期に合わせ、適切な場所に移動して集まって生活をしていたのです。

このような移動を繰り返しているインディアンたちは移動式の住居で生活をしていました。

北極圏

1年の3分の2近くが厳しい冬である北極圏では、イヌイットと呼ばれている部族たちが生活しています。

実は彼らもインディアンの1部と考えられています。

ウサギなどの小動物を食料としており、カリブと呼ばれるトナカイや鮭、アザラシを食べていました。

当然ながら農業ができるような状態ではないため、獲物を長期間保存し、加工して食べていました。

毛皮をつなぎ合わせてコートなどを作り、アザラシの皮を利用した防水性の高い防寒着などを利用していたと考えられています。

まとめ

いかがでしょうか。

インディアンたちというととうもろこしを作っていたなどというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、当然ながら住んでいる地域によって農業をしていなかった人々もたくさんいます。

インディアンたちは自分たちが住んでいた環境に合わせ、上手に食べ物を維持していったのです。

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