インディアンたちは体に鳥の羽を身に付けることがたくさんあります。
特に鳥の羽をあしらった帽子は有名ですよね。
日本語にはその名前がありませんが、一般的には羽飾りなどと呼ばれることがあります。
それならばインディアンたちの鳥の羽はどのような意味を持っているのでしょうか。
ここではインディアンの鳥の羽が持つ意味について解説します。
インディアンたちは自然崇拝をする
実はインディアンたちは私たちと宗教観や死生観が違います。
彼らは自然崇拝をしており、太陽はすべての創造主であり、絶対神であるとして信じているのです。
さらに次はおだやかさの象徴であり、三日月は女性の子宮に似ているということから子宝や繁栄を表します。
雨や雲、動植物にも意味があります。
そのようなインディアンたちは自然に生かされていると考えており、彼らにとっては死さえ悲しいものでは無いのです。
例えば私たちが葬儀を行うときはしんみりとした葬儀を2時間から3時間ほど行いますが、インディアンたちにとっては葬儀はむしろ賑やかに騒ぐもの、踊るものとして認識されています。
鳥の羽が持つ意味
インディアンたちはワシをとても大切にしています。
ワシはもっとも空高く飛ぶことができる鳥であると信じており、だからこそ絶対神である神に最も近づける動物だと思っているのです。
そして、ワシは人間と絶対神である太陽をつなぐ動物であり、その間を取り持っていると考えられています。
そしてインディアンたちが用いている鳥の羽というのはこのワシの羽なのです。
インディアンたちの羽飾りは1枚1枚がワシの羽からできており、その1枚1枚に尊い意味があるのです。
インディアンジュエリー
インディアンたちは自分たちが大切にしているモチーフをあしらい、インディアンジュエリーというものを作っています。
特にアジアでは人気があり、高値で取引されているものもたくさんありますね。
このインディアンジュエリーに鳥の羽が使われていることも少なくありません。
そしてもちろんこの鳥の羽はワシの羽ということになります。
インディアンジュエリーにはこれ以外にも自然崇拝を元にした様々なモチーフがあしらわれており、ネックレスやブレスレットなど、様々な形で人々に愛されているのです。
まとめ
いかがでしょうか。
インディアンたちが大切にしている鳥の羽というのはワシの羽です。
ワシの羽という所にも意味があり、それは衣装のみならず羽飾りやインディアンジュエリーなどで大切にされているのです。