インディアンと言えば、様々な装飾品を身に付けているといったイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。
実際にインディアンジュエリーなど、インディアンが作り上げた装飾品は世界的にも高い評価を受けています。
それならば、インディアンが愛する装飾品とは一体なんなのでしょうか。
ここではインディアンの装飾品について紹介します。
目次
インディアンジュエリーについて
インディアンたちが身に付けている装飾品、アクセサリー、ジュエリーのことをインディアンジュエリーと呼びます。
特にアジアにおいて評価が高いですが、本物のインディアンジュエリーというのはインディアンが作ったもののみを指すのであり、アジアで出回っている多くのインディアンジュエリーは中国製だと言われています。
インディアンたちはネックレスやブレスレットなどを自分たちで作り、そこに自分たちが愛する自然のあらゆるものをモチーフとしてあしらっているのです。
装飾品で使われるモチーフとは
インディアンジュエリーには彼らの価値観が表れています。
例えば、インディアンたちは自然崇拝をしており、太陽こそすべてのものを作り上げた絶対神であると考えています。
また、月にもおだやかさ、平和、という意味があり、三日月は女性の子宮に似ているということから子宝、豊富さ、という意味があります。
雨は生命だと考えられておりますし、そんな雨を降らせる雲は生命を宿らせる豊かな存在であると考えられており、雷さえも雨を生み出す大切な存在だと信じられています。
ワシの羽根を使った装飾品
鳥の中ではワシはもっとも空高く飛ぶことができます。
だからこそ、インディアンたちはワシを神様と交信できる使いだとして考えており、もっとも神様に近づくことができる崇高な動物だと考えているのです。
そのため、ワシの羽根は人間が神様と対話するために大切であると考えられており、装飾品にも多く使われています。
インディアンたちがワシの羽根をあしらった冠のようなものをかぶっている肖像画を見たことがあるという人もいるのではないでしょうか。
まとめ
いかがでしょうか。
インディアンたちは自分たちの価値観を装飾品に表し、それらをとても大切にしています。
今でこそ自分たちの生活を離れ、普通の人たちと同じように生活をしているという部族も多いですが、ナバホ族など今でも自分たちの文化を大切にしているインディアンたちもたくさんいるのです。
もしもインディアンジュエリーを見る機会があれば、ぜひ興味を持って触れてみてください。