アメリカンインディアンたちはどのような食文化を持っているのでしょうか。
インディアンと言うのはアメリカの先住民のことを指します。
1000年近くの歴史を持っているインディアンたちはどのような食文化を持ち、生活を営んできたのでしょう。
ここではインディアンたちの食文化について解説します。
主食はとうもろこし
インディアンと一言で言っても様々な部族が存在しますので、部族ごとに文化や習慣は異なります。
しかし、多くの部族がとうもろこしを主食としており、同時にカボチャやインゲン豆を栽培しているケースが多いです。
また、農業だけではなく狩猟や漁業などを組み合わせて生活している部族が多く、多くの部族が移動する生活をしていました。
しかし、プエブロと言う民族だけは定住し、アドベと呼ばれる集合住宅に暮らしていたと考えられています。
彼らはかつては七面鳥と犬を家畜としており、インディアンの部族によっては今でも犬を儀式として職業している人たちもいます。
アメリカに取り込まれた食文化
アメリカ人たちが食しているとうもろこしやカボチャ、インゲン豆やウリ、唐辛子はもともとインディアンたちが栽培し、食用にしていたものでした。
特にインディアンのペミカンやサコタッシュは今でも有名であり、人々に愛されています。
ナバホ族等は19世紀初期から羊の放牧を行っていましたが、連邦政府によって数を制限され、もしも数を超えて報告した場合は強制的に溺死させられました。
カリフォルニア州に住んでいるインディアンのマカ族はコククジラ漁を復活させ、2007年にも捕鯨を行いました。
アメリカで唯一捕鯨を許可されている部族ですが、批判や追訴を受けることがあります。
ロッキー山脈の部族
規模が大きいロッキー山脈周辺に住んでいる部族たちはどんぐりや松の実を主食としています。
年に1度、インディアンたちが早出でどんぐり採集に出かけていき、その間は匹が6人になったとも言われています。
どんぐりは保存用の小屋に蓄えられ、粉にされて間に加工されました。
また、北西部や北東部に住んでいるインディアンたちは鮭を燻製にし、1年の職業にしたと言われています。
ただし最近では居留地にダムが建設されたことなどにより鮭の数が減りました。
まとめ
いかがでしょうか。
インディアンたちには様々な食文化があります。
インディアンと一言で言っても北米には500を超える部族が住んでいると言われていますので、一概にまとめる事はできません。
ここで述べたのは本当にごく1部のインディアンたちの食文化に過ぎないのです。