アメリカのインディアンたちはどのような場所で生活をしているのでしょうか。
インディアンと言えば、アメリカの先住民たちのことを指しますよね。
1492年、コロンブスがアメリカ大陸を発見したことによって彼らの存在が明らかとなりました。
しかしコロンブスはアメリカ大陸をインドだと思い込んでいたため、ここの先住民のことをインディアンと呼ぶようになったのです。
それでは、彼らはどのような場所で生活をしているのでしょうか。
ここでは彼らが生活している場所について解説します。
インディアン居留地
インディアンが生活する場所として最も有名な場所がアメリカ合衆国の内務省、インディアン管理局が管理しているリザベーション、別名インディアン居留地になります。
自治権が強く、国家同等の権利を持っているインディアン居留地もあります。
西部開拓の時代にはインディアンテリトリーと呼ばれていたこともありました。
居留地と呼ばれることが多いですが、堀内というのが本当の意味合いであり、もともとは「インディアンの故国として白人がリザーブした土地」という意味があるのです。
インディアンの強制移住について
インディアンたちには強制移住をさせられたという過去があります。
もともとインディアンたちはアメリカ東部の豊かな土地を持っており、彼らは白人たちによって数千キロも離れた西武の土地に強制的に移住させられました。
もちろん数百年、数千人というインディアンたちがその旅の途中で死亡したと考えられています。
特に1838年、チェロキー族のインディアンが強制移住させられた時は15,000人のチェロキー族のうち、4,000人が途中でなくなりました。
その時のことを涙の道と表現します。
赤痢などの病気が流行り、死者が増えたと言われています。
インディアン居留地の今
このインディアン居留地は今、どのようになっているのでしょうか。
一定の自治権を認めた条約に基づき、部族評議会や部族議会が存在します。
これらは州政府の管轄内にあります。
とは言え、これらの保留地には産業がほとんどなく、収入が少なく、貧困に喘いでいるインディアンたちも少なくはありません。
この居留地内で暮らしている限り、彼らにも年金が支払われますから、それを頼って自立できないインディアンも少なくないと言われています。
過半数は失業しており、アルコール依存症が多いというのも特徴の1つです。
まとめ
いかがでしょうか。
今でもインディアンたちはこの居留地で生活している人が多く、特にナバホ族が生活している居留地は観光地としても知られています。
とは言え、居留地ですから観光できる人数なども限られており、もしもそこを訪れたいと思った場合は事前に予約しなければいけないという場所も少なくはありません。